冬の食卓で大活躍する白菜。産直市場や八百屋の店先でリーズナブル&新鮮な丸ごとの白菜を見かける機会がありますよね。
丸ごとの白菜は、1/4カットされたものに比べてぐんと長持ちします。また、レシピ豊富で飽きずに食べ続けられる食材のため、丸ごとで買ってもあっという間に使いきれるのです。
白菜を丸ごとで買ったときの保存方法や、白菜の簡単節約メニューについてご紹介します。
白菜の丸ごと買いで簡単節約メニューを楽しもう
2019年2月5日



野菜は好きですか?
好きだったらたくさん食べよう
野菜が体にいいと知っている人は多いもの。しかし、ファストフードを食べたり、パスタを単品で食べたりして、知らず知らずのうちに野菜不足状態に陥ってしまう人も少なくありません。
厚生労働省の国民健康・栄養調査によると、成人女性の1日あたりの野菜類平均摂取量は約270g。健康な生活を維持するための目標値の一つである350gと比べると、およそ2割以上も不足していることがわかります。
出典:厚生労働省(https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/food/e-03-015.html)
好きだけど野菜をあまり食べられていないと感じている人は、少しの工夫をするだけで摂取量を増やせるのではないでしょうか。今回ご紹介する白菜は、煮てもよし、焼いてもよし、漬け物にしてもよしと有効に活用しやすい、おすすめの野菜です。
丸ごと白菜も手軽に扱える
鍋料理に使う代表的な食材として知られる白菜。イメージどおり冬が旬の野菜です。スーパーで1/4カットされた白菜を購入する人が多く、筆者も、そのうちの1人でした。
しかし、たまたま実家を訪れたときに母から「外で保存できるから」「すぐなくなるから」と丸ごと白菜をもらい持ち帰る機会がありました。祖母や母が丸ごとの白菜を使っていたことは知っていましたが、特に理由もなく自分は1/4カットの白菜ばかり使っていたと気づく機会にもなりました。
丸ごと白菜は、新聞紙に包んで気温の低い戸外へ立てて置いておくだけで長持ちします。外葉から1枚ずつはがして使ってもいいし、使いかけの白菜をカットして保存したいときはラップで包んで野菜室に入れれば大丈夫。ただし、カットした後は早めに使い切りましょう。
簡単な料理でもあっという間に使い切れる
鍋もいろいろな味で
白菜を大量に使いやすいレシピといえば鍋ですよね。水炊きのシンプルさもいいですが、寄せ鍋やキムチ鍋、カキ鍋も外せません。鍋料理の種類は豊富なため、冬は1日おきに鍋料理にしてもいいくらいと思いませんか。食材を放り込むだけであっという間に栄養豊富な料理が出来上がるため、忙しい時期の体調管理にも役立ちます。
中に入れる具材を豆腐や鶏肉、豚肉、カキなどいろいろ変えられるという点も、飽きることなく楽しめる鍋料理のメリット。ネギを大量に入れて風邪予防をしてもいいですね。我が家では少し多めに肉を入れて加熱した後に取り分けておき、翌朝のお弁当づくりの時短にも役立てています。
漬け物にするなら天日干しの一手間を
白菜は、シンプルな漬け物にしてもとてもおいしい。加熱されていないため、酵素もしっかり摂れます。祖母や母を真似て漬け物容器と重石で漬けてみたこともありますが、ポリ袋だけで冷蔵庫で漬けても十分おいしくいただけました。ポリ袋で漬けるときは、野菜室で大根などの重めの野菜を上に載せています。
漬け物容器で漬けるときは1/4カットの大きさのまま漬けますが、ポリ袋で漬けるときはあらかじめ一口大にカットしてしまいます。刻み昆布と塩で漬けるだけでも十分おいしくいただけます。なお、白菜は、漬ける前に外で半日程度天日干しをしておくと水分がほどよく抜け、旨みが増します。
ラクチン料理はいくらでも
白菜は、スープ料理でも大活躍。ベーコンやほかの野菜と一緒にコンソメスープにしてもいいし、ウェイパァーを使った中華スープにも合います。具だくさんにして中華あんを作ると、家族が喜ぶご飯のおかずにもなりますよね。
さらに手を抜きたいときにおすすめの食べ方は、鶏モモ肉などと一緒にグリル焼きにしてしまうこと。大きくカットしたままオリーブオイルを少しかけてグリル焼きをすると、塩コショウをふるだけでシンプルにいただけます。白菜の旨みを堪能できる逸品です。
サラダにはレタスというイメージを持つ人が多いかもしれませんが、白菜をサラダにすると白菜ならではの食感を楽しめます。レタスが高いときにも便利ですよ。キャベツ利用のイメージが強いお好み焼きでの白菜バージョンもおすすめです。同じ料理でも食材の選択肢を増やしておくとより安くつくれるようになり、節約に役立ちます。
丸ごと白菜の大きさに気後れしていた人でも、戸外で保存できると知るとチャレンジしたくなるかもしれませんね。筆者も、なんとなく手にしなかった丸ごと白菜でしたが、いざ使ってみるとあっという間に使いきってしまい、なぜ今まで手を出さなかったのだろうと不思議に思えたくらいでした。新鮮な丸ごと白菜を見かける機会があったら、初チャレンジを検討してみてはいかがでしょうか。