投資初心者必見！
株やFXに必要なメンタルを鍛える方法

投資で稼ぐとなると、知識やテクニックを重視する人が多いかと思います。専門用語やチャートの見方、そしてプロが実践しているトレード方法など、投資をする上で覚えることはたくさんあ りますよね。しかし、実際に取引をするとなると、知識だけでなくメンタルも育てなければなりません。利益を出しているプロの投資家は、自分の感情をコントロールできる強いメンタルの持ち主が多いのです。そこで、今回はメンタルが大切な理由 とトレーニングの方法について紹介します。

マインドが原因で損をする？

老後の費用や収入不足を補うために、投資を始める人は少なくないですよね。では、投資で効率よく稼ぐためには、どんなものが必要になるでしょうか？

投資資金・投資の商品情報・トレードのテクニック・経験など・・・大きく分けると、知識とテクニックについて勉強する人が多いかと思います。

しかし、投資をする上で必要な物は、知識とテクニックだけではありません。あなたのメンタルをコントロールする能力も必要なのです。

メンタルをコントロールできない人が陥るミス

初心者によくある失敗

急に「メンタルが必要だ」と言われても、トレード経験がない人は、イマイチ実感がわかないでしょう。ネット上でよく見る投資サイトでも、経済関係の情報や投資のテクニックに関する説明が多く、メンタルについてはあまり触れていません。

とはいえ、投資で長期的に稼ぐなら、メンタルのコントロール能力は必須です。もしメンタルをコントロールできない場合、次のようなデメリットが考えられます。

①相場が不利な方向に動いた時、冷静に対処できない（例：損切のタイミングを間違うなど）
②トレードで負けた時など、ストレスで日常生活に影響が出る
③仕事中もチャートが気になる
④常にポジションを保有したくなる
⑤小さな損益で一喜一憂してしまう
⑥含み損を抱えたまま、対処法がわからずズルズルと取引を続けてしまうなど

なぜ不利益な行動をするのか？

保有している株や外貨が不利益な方向に動くと、誰もが少なからず焦ってしまうものです。A社の株を買った翌日、予想とは逆にどんどん株価が下がり始めた・・・となると、「大損するんじゃないか」と心配になり、他の作業が手に付かなくなる人もいます。

つまり、日常生活や仕事に影響が出てしまうのです。これは、1度でもトレード経験がある人なら、覚えがあるのではないでしょうか？

また、株価の少し変動しただけで動揺してしまい、冷静さが保てなくなる人もいます。その結果、「いつ損切りするのか」「このまま保有すべきか」という時に、冷静な対処ができなくなってしまうのです。

メンタルトレーニングの方法とは？

最初の時期は不安になるもの

投資を始めたばかりだと、小さな損益で一喜一憂したり、億劫な気持ちになってしまいますよね。しかし、これは恥ずかしいことではありません。ほとんどの人が経験することなのです。

ただし、ずっとこの状態で投資を続けたら、身も心もダメージを受け続けます。冷静にトレードできないと今後の損益にも関わるので、少しずつメンタルを鍛えていきましょう。つまり、投資家にふさわしいマインドに修正していくのです。

メンタルを強くするには？

では、どうすればメンタルをコントロールできるのでしょうか？結論から言えば、これは「経験」が必要になります。逆にいえば、経験無しで急にメンタルが強くなるケースは、ほとんど無いでしょう。

メンタルが強くなるまでの時間は人によって違い、長いと数年かかることもあるのです。少なくとも、短時間で見に付くものではありません（筆者の場合、淡々と機械的にトレードできるようになるまで、4年かかりました）

最初は損をして不安になったり、小さな損益で一喜一憂しても仕方がありません。少しずつ投資（チャートの変動）に慣れていきましょう。

メンタルをコントロールするコツ

戦略を立てましょう

メンタルを強くするには経験が必要ですが、投資における不安を軽減する方法があります。取引する前に戦略を考えておくことで、不安はある程度解消されるのです。

簡単に言うと「いつ決済するのか」「どこまで含み損に耐えられるのか」など、事前に作戦を考えておくということですね。少なくとも、いつロスカットされるかわからない状態でいるよりは、気持ちが安定します。

全体で勝てればOK

また、小さな負けにはこだわらず、日ごろから「小さく負けて大きく勝つ」ことを意識してみてください。投資で重要なのは、勝率ではなく最終的な利益です。極端な話をすると、9回連続で負けて10万円を失ったとしても、1回大きく勝って100万円の利益を出せれば問題ありません。ベテランの投資家でさえ、毎回勝っているワケではないのです。

負けるのは悪い事ではありませんし、上手に負けて大きく勝てるなら、落ち込む必要はないのです。小さな取引に一喜一憂するよりも、全体的な損益を考えてみてくださいね。

投資において、メンタルは非常に重要なものです。メンタルが弱いままズルズルと投資を続けていくと、いずれ「損切りすべき状態で、損切りができない」「待てば大きな利益が期待できるのに、すぐに決済してしまった」などの状況に陥るかもしれません。また、相場が急落した時に、相場に振り回される羽目になる可能性もあるでしょう。

このようなケースを避けるためにも、メンタルを鍛え、かつ投資の知識も身に着けることをオススメします。感情任せのトレードではなく、冷静に淡々と取引できるように、心がけてみてくださいね。その方が、精神的にも効率的にもメリットが多いはずです。