外回りの多い営業職女子の皆さん。何かと「立替え」が多かったり、なんだかんだ自費で購入するものが多かったり……お金の管理がゴチャゴチャして難しい!!とお困りではないですか?お金の流れが複雑になりがちな営業職女子の皆さんは、どんなタイプの家計簿でお金を管理するのが合っているのでしょうか?
お金の管理にもう迷わない!
営業職女子にオススメの家計簿とは
2018年5月14日
ココがつらいよ営業職女子!
他の職種と比べて「社外で過ごす時間が長い」「人と会う場面が多い」といった特徴を持つ営業職。お金に関する悩みについても、営業職ならではの困った理由がありそうです。営業職女子によくある悩みを列挙してみました。
・交通費・宿泊費・食事代……何かと立替えが多い。
・立替え期間中、一時的に手持ちのお金が減り管理しづらい。
・靴やスーツなど、同じ服ばかり着られないので支出が増える。
・化粧品やヘアケア商品なども手を抜けず支出が増える。
・外食やカフェに寄ることが増える。
・移動が多く、使える時間が細切れ(お金の管理にゆっくり時間を取れない)。
かと言って、どの項目もやめられるものではなく、『仕方のない支出であり自分への投資だ。』と覚悟を決めている人も多いでしょう。大切なことは、消すわけにはいかないこれらの悩みと「上手に付き合っていくこと」です。
お金の流れを整理しよう
「立替え」や「仕事上必要な出費」という悩みと上手に付き合っていくために、お金の管理はなるべくスッキリ、分かりやすくしておく方がストレスが溜まりません。お金の流れを整理するには、次のような工夫ができます。
①立替え専用口座を作る。
立替えの費用を出す口座と立替え分が振り込まれる口座を同じにし、できるなら給与と分けて独立させます。毎月どれぐらい必要かを見積もって、初期費用だけ10万円などと決めて入れておきます。使った分は精算され戻るはずですから、初期費用以降は常にマイナス・プラスで元に戻り、ずっと使い続けられるはずです。
立替え費用の振込先を給与口座と別にするのが難しければ、反対に生活費の方を毎月、別の口座に移し替えて管理します。どちらかの方法で、「立替え」と「生活費」を別の口座で管理することがポイントです。
②仕事上必要な出費は、生活費と分けて管理する。
仕事上必要な出費は、「私」の部分に当たる「生活費」とは少し意味合いが違いますから、こちらも生活費と混同しないように管理する方がスッキリします。お財布の仕切りを利用して2か所の札入れに予算を分けたり、生活費とは別のクレジットカードを使うようにすれば混ざりません。
外でとることが多い昼食代も、食費とは分けて集計します。高額になりすぎないよう、ひと目で合計額が分かるようにしておきましょう。
洋服類や化粧品は、自分への「投資」なのか、投資を言い訳にした「浪費」なのか、見極めることが大切です。そのためには、きちんと予算を決めて、予算内で使い道を吟味します。予算があることで“本当に良い物”を厳選して買うようになるでしょう。『ストレスからの衝動買い』はNGです。
お金の流れを整理する方法は、こちらの記事にも詳しく紹介されていますので参考にしてください。
『出張・外出が多い営業女子必見!スッキリ家計管理の方法を伝授!』
家計簿の種類は数知れず……オススメの家計簿はどんなもの?
お金の流れを整理するポイントは「立替え」と「仕事上必要な出費」と「生活費」を混同しないことにありました。そのことを意識して、管理しやすい家計簿=営業職女子にオススメの家計簿を3タイプご紹介します。
①袋分けタイプ
1つ目は、袋分けタイプの家計簿です。付録の袋は、使用してもしなくても構いません。袋が付いていなくても、費目別に独立した記入ができるタイプであればOKです。クレジットカードはほぼ使用しない「現金派」の人にオススメです。食費や日用品費など基本的な生活費の項目と、昼食代・化粧品・アクセサリーなど仕事上の理由で購入することが多い費目を分け、どんなことにいくら使っているのかをひと目で分かるようにできます。
②グラフタイプ
2つ目は、グラフタイプの家計簿です。袋分けと同じく費目別に管理できることに加えて、グラフを塗ることで合計金額がすぐ分かるので、電卓を使わなくていいところが楽です。現金派で忙しく、お金の管理にゆっくり時間を取れない人にオススメです。
参考:棒グラフでムダ費が一目でわかる! 家計簿手帖
グラフを塗ってシールを貼って自分でカスタム『数字をかかない魔法の家計簿』
グラフで管理する方法は、「レシート貼るだけ」タイプの家計簿の目盛りを利用し、『レシートを貼らずに目盛りを塗っていく』やり方でも可能です。レシートを貼る手間すら無く続けられます。
③家計簿アプリ
家計簿アプリは、書き込み式の家計簿はいちいち開くのが面倒で続かない人や、クレジットカード払いが多い人にオススメです。
書き込み式家計簿の代わりにするなら、操作がシンプルな「カケイ(※Androidのみ)」や「かけ~ぼ」が使いやすいでしょう。複数の家計簿を管理できるので、「生活用の家計簿」と「仕事用の家計簿」というように、費目ではなく帳簿ごと分けることができます。気軽に取り組みたい人にオススメです。
もっと機能的に、細かく分析・管理がしたい人は「Zaim」や「マネーフォワード」が便利です。レシートを撮影すると自動で読み取ってくれる機能は、家計簿アプリならではのメリットであり、忙しい人にはありがたい機能です。「マネーフォワード」は金融機関との連携に強く、クレジットカードや銀行口座を登録すれば、自動で残高や明細を取得し、確認することができます。クレジットカード払いが多い人にオススメです。
こんなタイプの家計簿は難しいかも
反対に、おこづかい帳のような書き方をするタイプ、日付と費目が決まっていて毎日集計するタイプ、残高と繰越を書き込むタイプの家計簿は営業職女子の生活スタイルには合わないかもしれません。立替えなどで日付が前後する項目をどう管理するか工夫が必要です。
「見える化」すれば、安心感が違います!
何事も見通しが悪く全体像が把握できないときは不安になるし、力の配分も難しいものです。家計管理も同じで、見通しが悪ければ使っていいお金の範囲が分からず、買い物をするたびに不安を感じてしまいます。
家計管理は、毎日が忙しいとつい後回しにされがちな項目ですが、少し時間を取るだけで「お金の心配」という不安要素を1つ取り除くことができます。お金の全体像を「見える化」して、スッキリした気持ちで暮らしたいものですね。