もうすぐ夏休み！子連れの帰省は
早めの計画で節約しよう！

もうすぐ夏休みですね！帰省の予定など、そろそろ具体的に日付を入れて計画を立て始める頃ではないでしょうか。帰省の交通手段として多くの方が利用する新幹線。自動車よりも速く移動できて便利ですが、かかる費用は気になるところ。特に子どもを連れて利用する場合、子どもの人数分の指定席を確保するとなると、通常料金だと結構な金額になりますよね。今回は早めの計画で利用できるおトクな新幹線の乗車方法についてご紹介します。

新幹線は高い？いいえ、安く乗れる方法もありますよ！

『新幹線で帰省できたら速くて楽だけど、きっぷ代がなぁ……。』

そんな気持ちで、新幹線の利用を諦めている方はいらっしゃいませんか？JR各社は、名称はさまざまですがインターネット予約限定の割引きっぷや、さらに早めの予約で割引率が大きくなる『早期購入割引きっぷ』を発売しています。

これらのきっぷは、各社で予約期限や購入方法などが異なります。また、区間が限定されていたり、列車や座席が限定されていたりなどの制限もありますが、もし条件をクリアできれば格安で新幹線を利用できます。東京発のインターネット予約限定割引きっぷ、早期購入割引きっぷをいくつかご紹介しましょう。

（全て2017年7月現在の情報です。最新の情報は各社HPよりご確認ください）

東北・北海道方面、北陸方面に向かうなら

「えきねっとトクだ値」

「えきねっとトクだ値」は、JR東日本とJR北海道で発売されている割引きっぷです。このきっぷは、JR東日本・JR北海道のインターネット予約サイト『えきねっと』限定の割引きっぷなので、駅の窓口などでは販売していません。まずは『えきねっと』の会員になる必要がありますが、『えきねっと』の会員登録は無料で行えます。

えきねっと会員になると、会員限定の「えきねっとトクだ値」を購入できます。列車・座数・区間に制限がありますが、通常の5%～15%割引できっぷを買うことができます。乗りたい新幹線の方面や列車によって適用される割引率が異なりますので、申し込み時に確認しましょう。

「えきねっとトクだ値」は1回の申し込みで最大6人（おとな・こども合わせて）まで申し込めるので、家族で帰省するときにも便利です。また年末年始・GW・お盆などの時期でも利用できるのでうれしいですね。

「お先にトクだ値」

さらに、乗車日13日前の午前1時40分までに申し込みをすれば、通常の「えきねっとトクだ値」より、さらに割引率の高い「お先にトクだ値」を利用できます！こちらも乗りたい新幹線の方面や列車によって割引率が異なりますが、25%～35%割引できっぷを買うことができます。

※一部「お先にトクだ値」の設定がない新幹線もあります。また、お盆前後の期間には「お先にトクだ値」の設定がない列車がありますのでご注意ください。

詳しくは下記リンクからご確認ください。
『えきねっと限定の割引きっぷ　えきねっとトクだ値』

名古屋・大阪方面に向かうなら

「IC早特」

「IC早特」は、JR東海のネット予約サービス「エクスプレス予約」で利用できる割引です。会員限定のサービスなので、「エクスプレス予約」の会員になる必要があります。会員専用のクレジットカード「EX-ICカード」（年会費は税込1080円）に入会します。東海道・山陽新幹線の主要区間（東京-名古屋、東京-京都など）に設定されています。

「IC早特タイプ21」

さらに、21日（3週間）前までの予約で「のぞみ」号普通車指定席がおトクになる「IC早特タイプ21」が利用できます。列車や座数が限定されており、朝6:00～6:59か昼11:00～15:59に乗車駅を出発する列車で利用できます。例えば東京-新大阪間の普通車指定席は、通常のきっぷと比べて3,450円も安い1,1000円で購入できます（おとな片道1名）。

発売期間は、平成29年9月1日（金）まで。乗車日の1ヵ月前の10:00から、21日前の23:30までご購入できます。利用期間は、平成29年9月22日（金）までですが、8月11日（金・祝）、8月12日（土）の列車は利用できません。

詳しい利用条件は、下記のリンクからご確認ください！
『IC早特タイプ21の詳細』

「EXきっぷ」

「EXきっぷ」は、「エクスプレス予約」会員が家族や友人と一緒に利用できるきっぷ商品です。乗車券＋特急券一体型のきっぷで、2人～6人で新幹線の指定席がおトクに利用できます。こども用もあるので家族での帰省に利用できます。お盆等の期間も利用できます。おとな1人あたりの値段は、「EX-ICサービス」と同額になります。

発売は2017年9月1日（金）23:30まで。利用期間は10月1日（日）までです。

※「エクスプレス予約」は2017年9月2日（土）以降、往復割引商品の新設や早特商品の一新などサービスが充実します。そのため、「IC早特タイプ21」「EXきっぷ」は9月1日（金）までの発売期間となっています。以降はこれらの割引商品が、ビジネスに加え、観光や帰省などでもさらに便利に利用できるようになるということです。詳しくは下記リンクからご確認ください。

『2017年9月2日（土）より、エクスプレス予約はさらに便利に！』

安く利用できるのは、「きっぷ」だけじゃないんです！

新幹線を安く利用する方法は他にもあります。「きっぷ」ではなく、「募集型企画旅行」扱いで発売しているものもあるのです。きっぷではないので、当日予約ができない、予約後の変更ができないなどの条件がありますが、早めに計画できれば新幹線を安く利用できますよ！

「ぷらっとこだま」

「ぷらっとこだま」はJR東海ツアーズが発売している募集型企画旅行です。東海道新幹線の「こだま」号がおトクな値段で利用できます。東京-新大阪間の主要な駅に設定されています。こども料金もありますので家族で利用できます。価格は通常期(2017/7/1～8/10、8/21～9/30)と繁忙期(2017/8/11～20)の設定がありますが、例えば東京-新大阪間では、普通車指定席（おとな）で通常期は正規料金より3640円安く、繁忙期でも2340円安く乗ることができます。

豊富な時間帯の「こだま」号から選べるのもうれしいポイントです。また、チケットには1ドリンク引換券が付いており、ソフトドリンクや350mlのビールに引き換えることができます！「ぷらっとこだま」はきっぷではありませんので、

• 当日の予約ができない
• 途中下車ができない
• 予約後の変更ができない（キャンセル扱いになります）

などの制限があります。詳しくは下記リンクからご確認ください。

『東海道新幹線がおトクに乗れる！2017年9月30日まで毎日出発 ぷらっとこだま』

「東海道新幹線ファミリー車両で行こう！！」

「東海道新幹線ファミリー車両で行こう！！」もJR東海ツアーズが発売している企画旅行です。「新幹線のみプラン」片道のみの利用も可能です。「のぞみ」号の子ども連れ限定車両に乗ることができます。周りもみんな子ども連れなので、気兼ねなく過ごすことができますね。また、有料人員＋1席が用意されるので、大きな荷物があっても安心です。1ドリンク引換券付きで、ファミリー車両限定のプレゼント（シールブックなど）ももらえます。

設定期間は2017.7/15～9/3。設定区間は東京・品川・新横浜⇔名古屋・京都・新大阪、または名古屋⇔京都・新大阪です。おとな1名＋小学生以下のこども1名より申し込みできます。申し込みの締め切りは4日前までです。

利用列車は主にお昼前後の「のぞみ」号となります。また、利用代金は「新幹線のみプラン」片道で東京-新大阪おとな1名13500円～14400円です（参考：同区間の「のぞみ」号普通車指定席正規料金は14450円、繁忙期は14650円）。幼児にも１席用意されるため、幼児代金が必要となります。

詳しい条件やタイムテーブルは下記のリンクからご確認ください。

『夏休みは家族で新幹線の旅！！東海道新幹線ファミリー車両で行こう！！』

この夏の楽しい思い出作りに！

子どもにとって新幹線は、乗ること自体が１つのイベントになっていたりもしますよね。費用はかかりますが、自動車での移動のように渋滞を気にしなくていいこともメリットです。早めの計画で、この夏の楽しい思い出作りに、新幹線を上手に利用しましょう！